|
|
理念編
今、問われる ボランティアとは
|
市民生活の中で、ボランティア活動が日常生活の一部としてみとめられるようになり、以前のように一部の特殊なひとびとのものではなく、ごく普通のものとし
て
とらえられるようにかわりつつあるのです。しかし、この追い風の状況の中で、ボランティア活動推進における新たな問題がうまれつつあります。行政などの公
的機関が中心になって進められるボランティアや市民活動は、ややもすると行政の下請け的な活動が中心となり、社会システムのひずみや問題点を訴えていくこ
とが難しい環境になりかねないのです。そこで、今、改めて、ボランティア活動の基本的考え方を振り返ることの大切さがうったえられるようになり、ボラン
ティアとは何か、という議論が再燃しているのです。 |
DVD/VHS
20分
桐島マサエ|
保育の心
人は群れてこそ育ちあう
|
子どもの健やかな成長を願う保育園。その保育園が、今、大きな変化にさらされています。民間企業や、NPO,幼稚園なども認可保育園を経営できるように
なっ
たのです。保育園経営者を多様化し、競争させることにより、保育サービスの向上をはかるとしています。しかし、子どもにとって、保育とは、どういうものな
のでしょうか。子育てにとって、本当に大切なものは何なのでしょうか。40余年にわたり、保育と保育運動にかかわってきた桐島マサエさんに伺います。無認
可保育園の設立、認可をえるまでの20年、そして、今日のこどもと子育てについて、それは、生きた歴史の証言でもあります。 |
DVD/VHS
30分
枝見静樹|
心のボランタリズム
愛の文明をきづこう
|
財団法人富士福祉事業団の理事長として、枝見静樹は、ボランティア活動にとりくむ。1960年、いまだ、ボランティアということばが、よく知られていない
時
代であった。
そして、漸く、ボランティア活動が根付きだした1992年、平成4年7月、第1回愛の交流全国大会を開催し、愛の文明をきづこうと多くの人々に呼びかけま
した。その8年後の平成12年、出張先の札幌で、心臓発作で死去。
その76年の障害を通して、何故、ボランティア活動にとりくみ、実践をつみあげ、愛の文明を提唱するにいたったのかをふりかえってみました。枝見静樹は、
40年間、日本でのボランタリズムの運動を提唱し、実践してきた体験から、ボランティアとは、人間の生きる命の尊さを大切に守りあい、かばいあい、ささえ
あって、ともに生きる働きであるといいつづけてきました。 |
DVD/VHS
30分
佐野藤雄|
授業の心
授業に終りはない
|
静岡県藤枝市の佐野藤雄さんは、83歳になった今年も、年に2度ほど飛び込み授業を行う予定です。その授業は、すべて、創意に富んだ新しいとりくみです。
そ
の熱意と情熱はどこからうまれてくるのでしょうか。先生の授業を見、そこでの子どもたちとのやりとりを見ることにより、その答えがでてくることでしょう。
1年生から6年生までの生活科と総合学習の授業の一部を見ていくことにします。佐野先生は、若いころ、子どもたちに対して厳しかったといいます。国語や算
数でも、体育でも、全ての子どもがもれることなく、習得するまで許さなかったといいます。放課後の教室で涙をこらえて残り勉強をした子もずいぶんいたそう
です。ところが、教職15年を経て、ある日、先生の気持ちが変わったといいます。命令しても、罰則を課しても、こどもの心は動かないことがあります。子ど
もが本来持って生まれた本性をないがしろにしていたことにきづいたのです。佐野先生に授業を続ける理由を聞くと、子どもたちの美しい頬、若々しい声にひか
れるのと、後輩の先生たちとの協同研究がたのしいからだといいます。ほんとうに授業というものを考えるにいたったのは、むしろ、退職して以後のことだとい
います。 |
DVD/VHS
25分
|
|
|